~認知症の第一人者が認知症になった~NHKスペシャルを見て思ったこと。

日々思うこと

こんにちは。

昨晩たまたまつけたNHKスペシャルで認知症の第一人者と言われている長谷川医師が認知症になりその1年間にわたるドキュメンタリーをしていてついつい見ました。

認知症の第一人者として40年前にデイケアでの子供がするような遊びを提唱したりしたのもこの方。

そしてデイサービスに行くことによって家族が助かるとして積極的に勧めてきたのもこの方。

ご本人も医者として認知症の患者さんにそうやって指導してきたようです。

しかし90歳である今、自分が認知症であることを公表していました。

取材の人が行く度に少しずつ進む認知症、認知症ってこんなにもスピーディーにすすむのかと怖くなりました。たった1年間の取材なのに途中からテレビで見た初期の頃は自分で日記も書いたりちゃんとしゃべれたりしていたのに徐々に身体の動きもそして思考も少しずつ変化していっていました。

自分という意識はありながらもできない事が増えていく事。

周りの家族がサポートしなければとんちんかんな言動や行動も増えていく事。

そして怒られたり迷惑をかけたりするとわかっているのでだんだんと自分からはしゃべらなくなり自分の殻に閉じこもってしまうこと。

とある日は顔の真正面に大きな絆創膏を貼っていてまともに転んだようでした。昔亡くなった祖母がやはり認知症で施設内で転んでおでこから目にかけて赤紫のたんこぶを作っていたのを思い出しました。

取材の最後の方はNHKの人が来たにもかかわらずソファに寝たままでした。その後起きた時の発言では夢か現実かわからない事があるとおっしゃっていました。

妻のためと言ってデイサービスに行ってみたものの子供みたいな遊びをさせられ、「あそこでは孤独だからもう行きたくない」ご自分がデイケアを患者さんに勧めてきたのにご自分がいざなってみるとどうしても受け入れられなかったようです。

この先の練習にと老人ホームに体験入所した朝、幼児向けのミックスジュースの歌の音で朝を迎え、「早く家に帰りたい」。

やはり認知症の研究をされていた方が語るからこそ余計に深みを帯びてきます。

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老いとは何なのか?

このスペシャルを見ていて老いって何だろう?この先自分の母親も認知症になるかもしれない、そんな時どうしたらいいのだろう?怖い、不安、恐怖、そして認知症でありながらも本人にも葛藤があることなどを色々考えていたら涙がとまらなくなりました。

認知症の第一人者として医者としてたくさんの患者さんや家族を指導したり各地で講演会したりたくさんの本に囲まれたご自分の書斎で論文を書いたりいわゆる世の中的には上流の方なのですが、そんな方でも認知症になるんだなと当たり前だけど感じました。

認知症になった今でも講演会をされていたのはやはりご家族のサポート無しには難しいだろうしご本人も毎日奥様にありがとうと言って寝ているようです。

少し話がそれますが、講演会の前に奥様から「あまり変なこと言わないでね、キリスト教の事は言わない方がいいよ」と言われていたので長谷川医師はクリチャンかもしれません。

以前ブログにも書きましたがご高齢のお医者様にはクリスチャンの方がちらほらいると思います。昔、プロテスタント系の教会に集う事が洗練されたハイソな世界であった時代があるからだと思います。

社会的に位の高い方が認知症になるとやはりプライドや尊厳を考慮するという点が結構難しいかもしれないですね。

しかし、ご自分の認知症を公表され取材も受けられたのは何か使命があるからだろうと思いました。

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長谷川医師の言葉

昔、先輩から「あなたの認知症研究はあなたが認知症になって完成する」と言われたそうです。

そして「認知症は神様が用意してくれたひとつの救い」と言っていたのが私にはわからなかったです。これどういうことでしょう?

認知症になることで自分じゃなくなっていくのにどうして救い?まだまだ私は未熟すぎてわからないです。

でも最後に長谷川医師が言っていた「認知症になっても見える景色は変わらない。妻も友達も知り合いもみんな一緒」といっていた事が心に残りました。

もし母親がなったら私は1人で対応しなければならない、そしてもっと先もし自分が老いて認知症になったら誰も何もしてくれない。本当にどうしたら・・・。

子供がいてもみてくれるとは限らない、子供に頼ろうとするな、そう言われていますけどいないのといるのとでは全く次元が違うしやっぱり心の拠り所みたいになる人物がいてくれた方がいいに決まってる。

真剣に考えると怖くなってきますね。そして目の前の家族がなるかもしれないという不安。

死ぬ間際まで元気で誰にも迷惑をかけず眠るように死ねたらどんなに良いか。

このNHKスペシャル、見てみたい方は16日にも再放送されるようなのでぜひ。色々考えさせられます。

 

追記:番組内で長谷川医師が好きで奥様が弾いていたピアノ曲はベートーベンのピアノソナタ第8番「悲愴」第二楽章だそうです。私もこの悲愴が大好きで弾いてみたいです。楽譜見て弾けそうにないとあきらめましたが。

のだめカンタービレでのだめちゃんが大学内で悲愴を弾いている時に千秋先輩がこっそり見ていたという思い出の曲ですよね。のだめで知って大好きになりました。

 

 

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